【Karabiner-Elements】5ボタンマウスにコピペを割り当てる!4ボタンにコピー・5ボタンはペーストにしてみた!

f:id:clrmemory:20180527154407p:plain

こんにちはクリアメモリです!

今回は、Karabiner-ElementsというMacのマウスやキーボードをカスタマイズできるアプリを使って、5ボタンマウスに「コピー」と「ペースト」を割り当てる方法を紹介します。

 

マウスから簡単にコピペできるようになるので便利です。

一時的にコピペを割り当てることもできるので、ぜひチェックしてみてください。

 

はじめに

 

今回は「Karabiner-Elementsで5ボタンマウスにコピペを割り当てる方法」について紹介します。

マウスの4ボタンを「コピー」にし、5ボタンを「ペースト」にしてみました。

 

使用したマウスは「Qtuo ワイヤレスマウス

もちろん、5ボタンマウスなら他の製品でもOKです。

 

www.clrmemory.com

 

それでは、まずはKarabiner-Elementsのインストールからみていきましょう。

※Karabiner-ElementsはMacアプリなので注意してください。

 

Karabiner Elemetnsのインストール

 

Karabiner-Elementsは、こちらのリンク先からダウンロードが可能です。

GitHub - tekezo/Karabiner-Elements: Karabiner-Elements is a powerful utility for keyboard customization on macOS Sierra (10.12) or later.

 

実際に起動してみると、Macのメニューバー(ステータスバー)に「四角いアイコン」が表示されたと思います。

 

f:id:clrmemory:20180527152335p:plain

 

このようになっていればOK

では続いて、コピペを割り当てるためのファイルを作成していきましょう。

 

保存先を開く

 

Karabiner-Elementsに独自のカスタマイズを追加する場合、テキストエディタなどを使って「.json」ファイルを追加する必要があります。

ファイルの保存先は「ターミナル」を使って、以下のように入力してください。

 

sudo open ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications

 

パスワードを求められるので、PCのロック解除で使っているものを入力してください。

正しく実行できると「complex_modifications」フォルダが表示されたと思います。

 

f:id:clrmemory:20180527152352p:plain

 

この中に、jsonファイルを追加するわけですね。

私は「Brackets」というテキストエディタを使用して追加しました。

 

4ボタンをコピーにする

 

では実際に、5ボタンマウスの「4ボタン」をコピー(Command + C)に変換していきましょう。

テキストエディタなどを開いて、jsonファイルを新規作成、今回は「kopipe.json」というファイルを追加してみました。

 

f:id:clrmemory:20180527152411p:plain

 

ファイルを開き、以下のようなコードを入力してください。

 

{
  "title": "5ボタンマウスをコピー・ペーストに変換",
  "rules": [
    {
      "description": "ボタン4をコピーに変換",
      "manipulators": [
        {
          "conditions": [
            {
              "type": "device_if",
              "identifiers": [
                {
                  "vendor_id": xxxx,
                  "product_id": xxxxx
                }
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "pointing_button": "button4"
          },
          "to": [{
            "key_code": "c",
            "modifiers": ["left_command"]
          }],
          "type": "basic"
        }
      ]
    }
  ]
}

 

たったこれだけでマウスの4ボタンを「コピー(Command + C)」にできるのですが、コード内の「vendor_id」と「product_id」はマウスに合わせて書き換える必要があります。

IDの確認方法は以下をチェックしてください。

 

マウスのvendor_id・product_idをチェック

 

vendor_idやproduct_idは、簡単に言っちゃうとマウスの識別コードなんです。

つまり、このIDを設定したマウスだけで動作できるようになるので、複数マウスを持っている方でも柔軟に対応可能。

 

vendor_idとproduct_idの確認方法は、まずメニューバーから「Karabiner-Elementsのアイコン」をクリック。

Preferences...」クリックすると、以下のようなウィンドウが開きます。

 

f:id:clrmemory:20180527152432p:plain

 

上部のタブから「Devices」を選択してください。

 

f:id:clrmemory:20180527152443p:plain

 

現在接続済みのデバイスが表示されるので、コピペを設定したいマウスに「チェック」が入っているか確認してください。

OKなら、デバイスの右側にある「Vendor ID」と「Product ID」を使って、先ほどのコードを書き換えましょう

 

5ボタンをペースト(Command + V)にする

 

次は、先ほどのコード内に「5ボタンをペーストにする」内容を書き加えていきます。

先ほど同様、kopipe.jsonの中に追加して、以下のようにしてみましょう。

 

{
  "title": "5ボタンマウスをコピー・ペーストに変換",
  "rules": [
    {
      "description": "ボタン4をコピーに変換",
      "manipulators": [
        {
          "conditions": [
            {
              "type": "device_if",
              "identifiers": [
                {
                  "vendor_id": xxxx,
                  "product_id": xxxxx
                }
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "pointing_button": "button4"
          },
          "to": [{
            "key_code": "c",
            "modifiers": ["left_command"]
          }],
          "type": "basic"
        }
      ]
    },
    {
      "description": "ボタン5をペーストに変換",
      "manipulators": [
        {
          "conditions": [
            {
              "type": "device_if",
              "identifiers": [
                {
                  "vendor_id": xxxx,
                  "product_id": xxxxx
                }
              ]
            }
          ],
          "from": {
            "pointing_button": "button5"
          },
          "to": [{
            "key_code": "v",
            "modifiers": ["left_command"]
          }],
          "type": "basic"
        }
      ]
    }
  ]
}

 

先ほど同様、vendor_idとproduct_idは書き換えてください。

こんな感じにすれば、マウスの4・5ボタンにコピペを割り当てることができました。

 

Qtuo ワイヤレスマウスの場合、手前が4ボタン・奥が5ボタンでしたが、コピー・ペーストを逆にしたい場合は「"key_code" "c(v)"」の部分を入れ替えてみてください。

 

ルールを適用させる

 

最後に、追加した「kopipe.json」をKarabier Elementsから追加していきましょう。

先ほどと同じように、Karabiner-Elementsの「Preferences...」を開き、今度は「Complex Modifications」を開いてください。

 

f:id:clrmemory:20180527152519p:plain

 

左下の「Add rules」をクリックすると、新しくウィンドウが表示され、先ほどコードから追加した「5ボタンマウスをコピー・ペーストに変換」という項目が見つかると思います。

 

f:id:clrmemory:20180527152526p:plain

 

Enable All」をクリックすれば両方のルールが追加され、マウスの4ボタン・5ボタンがそれぞれ「コピー」「ペースト」に切り替わっているはずです。

割り当てを解除したい場合は、Devicesからデバイスのチェックを外すか、追加したルールを削除すればOK

 

簡単にON・OFFを切り替えられるのもKarabiner-Elementsの良さですね。

 

まとめ

 

今回紹介したように、Karabiner-Elementsを使えば「マウスの4ボタン・5ボタン」をコピペに設定することができました。

同じように「戻る」「進む」や「左利き用マウスにする方法」なども紹介しているので、興味があったらチェックしてみてください。

 

www.clrmemory.com

 

ではまた。

新着記事